医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

上田公認会計士事務所の　村上　です。

政府の規制改革会議で検討されていた社会福祉法人
の財務諸表の公開が10月からいよいよ始まりました。

大阪市はまだ遅れているようですが、各自治体のホームページ
上で、法人名をクリックするだけで簡単に財務諸表を見ることが
できるようになっています。

最近の政府の動きとしても、『社会福祉法人の在り方に関する
検討会』が立ち上げられ、今後「財務諸表の効果的な公開
方法について」の検討や、「社会福祉法人の効率的な運営の
強化」についての検討がされていくようです。

公開により、近隣の法人との比較がとても簡単にできるように
なったと同時に、自法人の財務諸表も利害関係者に容易に見ら
れてしまう状況になったということですね。

数字だけの判断で誤った情報が伝わってしまうかもしれない
という懸念も出てきました。
その点では利害関係者への説明責任が問われることになってきます。

皆様の法人様ではその対策は進んでいらっしゃいますか。
以前に増してますます厳しい目にさらされる環境になってきました。

今後は、財務諸表公開がもたらす影響も念頭にいれて、今まで
以上に法人様の経営のサポートができるよう、努力していきたいと
思います。