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開業時の広告について 前編

2019/3/20

こんにちは。大阪市中央区、日本クレアス税理士法人大阪本部 上野 です。
さて本日は、開業時の広告について、お話しさせていただきたいと思います。
また、内容が多岐にわたるため、今週と来週の2度に亘ってお話ししたいと思います。

【医院内覧会】
内覧会とは、開業間近の特定の日に医院を公開し、自由にその設備、院長、職員の人柄に触れてもらうことを目的として開催するものです。開院式がフォーマルなものであるとすれば、内覧会はリラックスムードの中で気軽に立ち寄ってもらうといったオープンスタイルであるといえます。開院前認知活動の集大成ともいうべきものであり、是非とも実施してもらいたいイベントです。
・内覧会の意義
機械、設備の搬入、事前PR、職員に対する一通りの教育等が終わったところで内覧会を開くということにはマーケティング活動としての大きな意味があります。第一義的には、患者予備軍へのハード、ソフト両面、すなわち医院としての機能全体を直接PR出来ることであり、二義的には口コミ元の醸成です。不特定多数の健康な人間が医院を訪れるチャンスは、開業してしまえばまずないといってもよいでしょう。この場で出来るかぎり多くの人々と会話を交わし、院長の診療方針などを「劇的」に語れば、その波及効果は極めて大きいといえます。
・だれを招待するのか
地域におけるキーマンを中心に開業挨拶の際に内覧会の案内を同封するのが得策です。また近所には直接チラシを投函することも可です。基本的には多くの方々に見ていただき、話をする場であるので、近所の老若男女を問わず招待するべきです。また数日前から医院前に内覧会の案内を掲示し、当日も「自由にお入りください」といった表示をしておけば、来院数は確実に増えます。さらに職員の家族なども招待すれば、安心感を与えると同時に「娘が働いている診療所」という親近感から積極的口コミ活動も期待できます。
最近は、費用はかかりますが内覧会を専用にプロデュースする会社もあり、ご要望があればご紹介しております。

【開院時の折込広告】
・折込広告作成上の留意点
必ず「新規開業」という文言をいれることが重要です。折込広告の場合、業種にかかわらず「新規開業」を銘打った広告が一番注目度が高いからです。従前の医療機関に対する距離的あるいは対応等に対する不満をもつ患者は必ずいるものであり、そういった患者の注目を集めることは間違いありません。「今度はここにかかってみよう。」といった動機を引き出すレイアウトが重要なポイントとなります。
・色使いについて
医療法では記載事項の制限は厳しく行っていますが、色やデザインについての言及はしていません。つまり自由な展開が可能です。ただし、あまりに奇抜な色彩を使用したり、込み入ったデザインとすることは医療という特殊性から好ましくない、といえます。
・地図について
レイアウト上、どうしても自院を中心に置きたいのが人情です。しかし実際に医院の規模は小さく、またビル診療所であってもそのビルそのものが、目立たないものであれば、むしろ周囲にある知名度の高い建物、駅などからの視線、動線を勘案した上で、地図を作成する方が得策です。
・配布上の留意点
医院広告は開業時が勝負であり、複数回数で配布を行うべきです。折り込む対象としては基本は4大紙(読売、産経、毎日、朝日)プラス日経、地方紙より購読実態に応じて選択することが望ましいでしょう。その際万遍なく行き渡ることに配慮しなければなりませんが、上位3紙くらいは押さえておくべきです。また折り込む時期については、あまり早く実施しても忘れられてしまう可能性もあるため、1~2週間前に一回、開業直前に1回行なう程度が望ましいです。
・配布範囲
特殊な診療科目でなければ、半径2km以内及びその周辺の団地等をターゲットとします。眼科、耳鼻咽喉科等であれば、さらに配布範囲を広げても来院の可能性は高いでしょう。

日本クレアス税理士法人大阪本部では、税務会計の面だけではなく、先生方の経営面のサポートもさせて頂きます。お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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