ホーム > ブログ > 保育所における「使用済おむつ持ち帰り」について
日本クレアス税理士法人
上田公認会計士事務所の 米田 です。
1月の保育ブログでご紹介させていただきましたが、BABY JOB株式会社様が運営する「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」は、
公立保育園がある全国1,461の市町村の保育課に対して、公立保育園での使用済みおむつの持ち帰り状況を電話調査し、
結果、約4割にあたる576の市区町村が使用済みおむつを保育園で廃棄せず保護者に持ち帰らせていることが判明したそうです。
持ち帰りありの割合が高い都道府県 ワースト10
全国 39%
1.滋賀県 89%
2.長野県 85%
3.京都府 73%
4.香川県 69%
5.島根県 67%
6.山口県 67%
7.福井県 65%
8.大阪府 61%
9.岡山県 60%
10.宮崎県 60%
【調査概要】
1.甲信地域以西で「使用済みおむつを保護者に持ち帰らせる」割合が高い
2.愛媛県、石川県、青森県のみ「使用済みおむつの持ち帰り」が0%
3.使用済みおむつを持ち帰らせている理由の43%が「便による体調確認」
4.おむつの持ち帰り問題に対し、市区町村の意識が2極化
5年以内に園廃棄へ変更した市区町村の数は148、今後園廃棄に向けて検討している市区町村は68。近年、新型コロナウイルスの影響もあり、
感染症対策として園廃棄へ変更している市区町村もあったそうです。
「使用済みのおむつを持ち帰るのは、子どもの健康状態の把握に重要であると言われてきましたが、紙おむつの持ち帰りは不衛生であることや、
保護者の負担が大きく、持ち帰りをお願いする保育士にとっても負担となっています。
衛星的にも、保護者と保育士の負担軽減のためにも、おむつゼロに向けた取り組みは進むべきだと思います。