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生活と発達の連続性①

2017/3/31

日本クレアス税理士法人大阪本部の 高山 です。

日本クレアス税理士法人保育園ブログでは、第三者評価や

保育所保育指針に示された『自己評価』に関係する項目に

着目して、お伝えしております。

第29回目は「子ども一人ひとりを受容した保育内容や

保育士の援助が適切に行われている」という評価項目についてです。

評価のポイントは以下の通りです。

①子どもの最善の利益を考慮し、心身共に健やかな子どもを

育てるために子どものあるがままの姿を受け留め、きめ細やかな

関わりを援助していくことが必要です。

そのためには、子どもを理解することが重要です。

②また、子どもを受容していくためには、家庭環境や生活リズム、

また身体的成長の差等から生じる子ども一人ひとりの違いを

十分に把握し、その対応のために職員間での理解を深めておく

必要があります。

③その際、指導改革などに、一人ひとりの子どもを受容するための

援助が書かれていることが望ましく、気になる場面や記録については

(ⅰ)子どもの内面や状況をよく理解しているか

(ⅱ)保育上の明確かつ適切な意図があるか

(ただし、いずれも子どもの心を傷つけたりダメージを与えたり

しない範囲のものでなければならい)

(ⅲ)保護者との連携

(ⅳ)危険がないかどうか、といった点に留意してあらためて

その援助の内容を確認する必要があります。

④本評価基準では、子ども一人ひとりへの理解を深めるとともに

受容することによって状態に応じた配慮が行われているか保育所における

取組を評価します。

 

着眼点は以下でとなります。

□家庭環境や生活リズム、また、身体的成長の差等から生じる

子ども一人ひとりの違いを十分に把握し、尊重している。

□子どもに分かりやすい穏やかな言葉遣いで、おだやかに話している。

□「早くしなさい」とせかす言葉や「ダメ」「いけません」など制止する

言葉を不必要に用いないようにしている。

□子どもの欲求や要求に対して、そのつど気落ちを受け止めて対応している。

□子どもの質問に対して、「待ってて」「あとで」などと言わずに

なるべくその場で対応している。

□「いや」などと駄々をこねたり、自分を表現する力が十分でない子どもの

気持ちをくみとろうとしている。

□登所時に泣く子どもに対して、放っておいたり、叱ったりするのではなく

子どもの状況に応じて、抱いたり、やさしく声をかえたりしている。

上記の着眼点については、押さえておられることと存じますが

特に、経験年数の浅い保育士さんも含めてどうか、振り返ってみていただければと

思います。

 

 

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