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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>
毎月第2金曜日にお届けいたします。
2007年8月10日 第52号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院・歯科医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。
今回で第52号となります。
私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。また、200以上の
医院・歯科医院の開業のご支援をさせていただきました。
その中でいろいろな問題に直面し、お医者様と一緒に問題を解決
していく中で、様々なノウハウを蓄積してまいりました。
今後も診療報酬の引き上げは望めないこと。病院における
勤務医のポスト不足から開業ラッシュが今後5年程度は続くと
予想されること。
マッサージやサプリメントなどの医療の代替サービスとの競合も
激しくなること。
さらに、支払側の財源不足から保険請求の電子化要求、
ジェネリック医薬品の使用拡大等が進むと考えられます。
また、医療保険給付の免責制も導入される可能性があると思われます。
以上のような厳しい状況の中で診療所の経営を安定軌道に乗せる
ためには何が必要かを考えてみましょう。
この多難な時代の幕開けに当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のためにほんの少し
でもお役に立てれば幸いです。
私たちは「頑張る医院・歯科医院」を応援します。
上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
【次回の無料相談会】
【特典の紹介】
【スタッフ紹介】
【新規開業セミナーDVDのご案内】
【姉妹編メルマガの紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■子供に夢と笑顔を与える玩具作り
8月5日の日経新聞に「消費しない豊かな大衆」という
特集記事がありました。
ベンツで100円ショップに買い物に出かける人が
増えているらしい。
こだわるものにはお金をかけるが、それ以外のことには
慎ましやかにということだという。
こだわりとは何かというと「共感」といえるかもしれない。
アメリカのホールフーズというスーパーマーケットは
他の食品スーパーに比べ3割くらい高い。
それにもかかわらず、売り上げは好調だという。
その理由は、品質保証にある。
添加物を使わない食品を提供している。
安全な食品を提供することを経営理念として、多くの人々の
支持を得て、年商8000億円の企業になった。
今、消費者の支持を集めるためにはストーリーが
必要だといわれます。
ところで、、小児科の先生は子供向けの玩具や絵本などに
力を入れてそろえていらっしゃると思います。
そのときに、子供に安全な玩具を揃えるのに
苦労されることが多いのではないでしょうか。
株式会社イケヤという会社は、
子供にとって楽しく安全な玩具を提供することを
理念にしています。
車のショールームを中心に医療関係や調剤薬局さんなどに
全国270店舗を運営しています。
体にも地球にも優しい水性塗料で仕上げたオリジナルの木製玩具を
4ヶ月に一度取り替えるビジネスモデルです。
ここにも消費者の支持を得るためのストーリーがあります。
岡山の「なかの歯科医院」は毎月20名の
新患がホームページを通じてきているそうです。
そのビデオを見ました。
ビデオの題名は
「歯科医院のホームページ結果を出す7つの法則」です。
目次は下記のとおり。
1.LIKEの法則
2.ニーズでは無くてウォンツを読む
3.NO.1になること
4.マネをすること―モデリング
5.カイゼンすること―更新
6.レバレッジをかけること
7.オリジナリティ 面白い、楽しい、そしてちょっと怪しい
番外編 「歯科医院のホームページの光と影」
1. LIKEの法則というのは
「人は嫌いな人からは決してものは買わない」
というものだそうです。
これを歯科医院に当てはめると
「人は嫌いな歯医者には決して行かない」
となります。
これを防ぐために中野先生が考えたのは
「先生の人柄を感じさせる工夫」
でした。
そのために
「私が歯医者になったわけ」をホームページで公開しました。
その結果、
「同じ世代の方は同じような経験をされた方が多かった」
ので共感を覚えた患者さんが多かったということです。
先生のところではどんなことができるでしょうか。
ヒントになれば幸いです。
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■【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
<前回の目次>
6.開業に関する税務(3)
6-2 開業資金のポイント
6-1-6 相続時清算課税の活用
<今回の目次>
6.「開業に関する税務」(4)
6-2-6 相続時清算課税の活用(続き)
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前回は平成15年1月から導入された相続時清算課税制度の活用に
ついて述べました。
この制度の最大のメリットは2,500万円まで無税で贈与を受けられる
ところにありました。
そして、この制度の適用を受けるには次の二つの条件を満たす必要
があります。
1、財産を贈与した贈与者が65歳以上であること。
2、財産の贈与を受ける受贈者が20歳以上であること。
先生方が開業するときには当然20歳を超えていますから問題はあり
ませんが、贈与者である先生方のご両親が65歳になっていないとき
にはこの相続時清算課税制度の適用を受けることができません。
さて、今回はその続きです。
贈与者である先生方のご両親が65歳になっていないときにはこの相続
時清算課税制度の適用を受けることができませんが、実はこれにも
特例があります。
先生方のご両親が65歳未満でも相続時清算課税制度の適用を受ける
方法があります。
それは「住宅取得のための資金」の贈与を受ける場合です。
ビルのテナントなどの場合は無理ですが、戸建で住居併用の診療所を
開設する場合はこの特例の適用をぜひ検討してみてください。
住居部分にはついては、住宅取得等のための資金の贈与を受けた場合
の特例を適用することができます。
具体的には二つの特例の適用を受けることができます。
すなわち、相続時清算課税制度において、「住宅取得のための資金」
の贈与を受けた場合、次の特例を適用することができます。
@相続時清算課税の選択の特例
「住宅取得のための資金」の贈与を受けた場合には、その贈与者(原則
として父母)が65歳未満であっても相続時清算課税制度を選択すること
ができます。
(注)1 この場合、その贈与者からの贈与については、相続時清算課
税制度の適用が継続されることになります。
2 受贈者は、贈与の年の1月1日において20歳以上でなければ
なりません。
A住宅資金特別控除の特例
相続時清算課税制度を適用する人が、原則として父母から「住宅取得等
のための資金」の贈与を受けた場合には、2,500万円の特別控除額に上乗
せして1,000万円の住宅資金特別控除を控除できます。
「住宅取得のための資金」とは次のいずれかに掲げる新築、取得または
増改築等の対価に当てるための金銭を言います。
1、住宅用家屋の新築又は建築後使用されたことのない住宅用家屋の取得
2、既存住宅用家屋の取得
・マンション等の耐火建築物は築後25年以内
・耐火建築物以外のものは築後20年以内
3、住宅用家屋の増改築等
(注)1、2、3とともに取得するその敷地の用に供されている土地等
を含みます。
以上、住宅取得を伴う場合の特例について述べました。
(なお、実際の税額の計算については税理士さんにお尋ねください。)
最大3,500万円まで非課税になるのですから利用しない手はありません。
ぜひ、上手に活用していただきたいものです。
ただし、この2つの特例は期限がありますので、税理士さんなどにご相談になってください。
【参考ホームページ】
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/pan1504-1/01.htm
こういう特例を大いに利用して、先生の医院開業を早く軌道に乗せて
いきたいものですね。
では相続税・贈与税についてはこれで終わります。
次回は開業に関する税務の5回目です。
「上手な初年度申告」について検討します。
ご一緒にもっと楽しく勉強していきましょう。
以上
<続く>
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■8月と9月の無料相談会
8月 11日 (土)
8月 18日 (土)
9月 8日 (土)
9月 15日 (土)
※午前10時から午後4時まで
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
上田公認会計士事務所にて
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■【特典の紹介】
特典1 下記のガイドブックを無料で進呈!
「Q&A診療所の新規開業ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/present.html
「新医療法人制度への対応ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present02.html
「クリニックの事業承継ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present03.html
「Q&Aクリニックの経営改善のすすめ方ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present04.html
特典2 無料開業相談会実施中!
立地相談(阪神間)、開業準備のタイムテーブル、開業時の税務、
資金調達のポイント、開業後の収支予測 、スタッフ採用のポイント
等の無料相談を平成18年度は無料にて実施中。
詳細は下記をご覧下さい。
→ http://www.uedacpa.com/opensoudan.html
特典3 病医院の経営情報を無料で提供!
無料の簡単会員登録だけで経営のお役立ち情報が手に入ります。
会員登録はこちらから
→ http://www.uedacpa.com/bizup_toroku.html
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■新規開業セミナーDVDのご案内
2005年2月に大好評で行われました『新規開業セミナー〜成功する
新規開業の条件〜』のDVDを販売することになりました。これから
医院・診療所の開業をお考えのドクターにお薦めいたします。
数量限定の特別版となっておりますので、是非、この機会に
お買い求め下さい。
【特徴】
1、開業に必要なポイントを幅広く網羅。
2、豊富な開業支援の経験を持つ講師陣が分かりやすく解説。
3、テロップ表示で分かりやすくなっております。
【内容】(講師)
1.開演挨拶(上田 久之)
2.新規開業のタイムスケジュール(相松 透)
3.開業好適地選びのポイント(相松 透)
4.診療所設計と建築のポイント(尾崎 敏明)
5.開業計画作成のポイント(田中 猛)
6.資金調達のポイント・銀行のご紹介(梅田 秀樹)
7.スタッフ採用のポイント(坂本 武)
8.開業に関する税務(上田 久之)
9.診療所と介護保険事業(相松 透)
10.閉会の挨拶(上田 久之)
※1〜5…1枚目収録、6〜10…2枚目収録
【仕様】
・DVD2枚組み(180分)
・セミナーレジメ同梱
【価格】
21,000円(送料、消費税込み)
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/dvd.html
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■姉妹編メルマガの紹介
「歯科医院経営のヒント」(創刊日:2005年6月10日)
歯科医院の経営に役立つノウハウを上田公認会計士税理士事務所が
毎月第2金曜日にお届けいたします。
購読のお申し込みはこちらから
→ http://www.mag2.com/m/0000156565.htm
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【次回の予告】
1、【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
2、【次回の無料相談会】
3、【スタッフ紹介】
4、【セミナー情報】
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【編集後記】
<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>もおかげさまで第52号を
迎えることができました。
これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。
この4月から診療報酬が3.16%引き下げられましたが、収入を維持
するためには増患と増収が必要です。
開業や増患増収でお悩みの院長は上田公認会計士事務所に
ご相談ください。
300件以上のクリニックを成功に導いてきたノウハウがあります。
土曜日に無料相談会を実施しております。
まずはお電話ください。
06−6222−0030 まで。
患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を
皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。
※来月から本メルマガを毎月1回(第2金曜日)の発行に変更いたします。
引き続きご愛読を宜しくお願い致します。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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このメールマガジンは「まぐまぐ」の配信システムで発行しています。
購読解除はこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000147969.htm
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
TEL 06−6222−0030
FAX 06−6222−0038
ホームページ http://www.uedacpa.com/index.html
MAIL uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
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