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<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>
毎月第2金曜日にお届けいたします。
2009年12月11日 第80号
上田公認会計士事務所発行
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著者へのご意見:uedacpa@mb.infoweb.ne.jp
ホームページ:http://www.uedacpa.com/index.html
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■「頑張る医院・歯科医院を応援します」―発刊の言葉―
こんにちは、上田久之です。
今回で第80号となります。
今回のテーマは ずばり!!
「お金は残せていますか」
です。
メディカル先生は働き盛りの44歳で、内科クリニックを開業して丸6年、
友人や、卸のセールスからは順調な立ちあがりと言われていますが、
最近少し不安に思うことがあります。
業績は、まあまあで、確定申告で結構、税金も払っているのに、
あまりお金が残っておらず、今後の診療報酬の引き下げや、
子供の将来の教育費のことなどを考えると、心配になってきたのです。
そこで医師のライフプランに詳しい会計士に相談をしてみることにしました。
私どもは300近くの医療福祉機関様の会計顧問・アドバイザーとして
医療福祉機関経営のお手伝いをしてまいりました。また、200以上の
医院・歯科医院の開業のご支援をさせていただきました。
上田公認会計士事務所は
医療専門の会計事務所でコンサルティング力のある事務所として
医院経営に役立つ情報を提供してまいります。
この変革の時代に当たって、私どもが今までに蓄積して
きたノウハウを1人でも多くの医療関係者の方のために
少しでもお役に立てれば幸いです。
私たちは「頑張る医院・歯科医院」を応援します。
上田公認会計士事務所 上田 久之
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<今回の目次>
【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
【次回の無料相談会】
【特典の紹介】
【スタッフ紹介】
【新規開業セミナーDVDのご案内】
【姉妹編メルマガの紹介】
【次回の予告】
【編集後記】
【感想をお寄せください】
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■医療経営白書とセミナーのご案内
開業ナビ(http://www.kaigyonavi.com/)にお知らせを追加しましたので
ご案内いたします。
■医療経営白書 2008年度版
−病院「再生」成功への軌跡−(9月20日に発売)のお知らせ
激動期の病医院を多面的な視点から捉えた医療経営の集大成!
病医院マネジメントの秘策を医療経営関分野のトップに位置する
有識者があますとこなく一挙公開!
詳しくは「 医療経営白書 2008年度版」から
診療開業支援研究会の株式会社メディサイト代表取締役 松村眞吾氏も執筆に
参加されています。
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■□■【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】■□■
医業経営支援のための財務・会計ガイド
(10)メディカル先生のケース〜お金は残せていますか
上田公認会計士事務所所長
上 田 久 之
■初めに:
メディカル先生は働き盛りの44歳で、内科クリニックを開業して丸6年、
友人や、卸のセールスからは順調な立ちあがりと言われていますが、
最近少し不安に思うことがあります。
業績は、まあまあで、確定申告で結構、税金も払っているのに、
あまりお金が残っておらず、今後の診療報酬の引き下げや、
子供の将来の教育費のことなどを考えると、心配になってきたのです。
そこで医師のライフプランに詳しい会計士に相談をしてみることにしました。
■メディカル先生のプロフィール:
先生は昭和38年生まれの44歳、奥様は40歳、長男が中2の14歳、
長女が小4の10歳です。
6年前に商業ビルを賃借し、自己資金が乏しかったので、
銀行で5,000万円の借金をして開業しました。
経営は順調に推移し来院数は1日40人、診療報酬は年間8,500万円(院内処方
)となっています。
3年前に買い換えたマンションのローン6,000万円がほとんど、
そのまま残っており、毎月28万円返済中です。
クリニックの利益は、専従者への給与500万円を差しひいて、
約2,500万になりますがクリニックのローンや住宅ローンを支払うと
あまりお金が残っていないような気がしています。
事実、貯金はというと、開業当初1〜2年が苦しかったので、
奥様の専従者給与のヘソクリも入れても、1,000万位しかありません。
生活費は、子供が2人とも私立に通っており、奥様の実家が医者だった
からなのか、特に贅沢をしているわけではないのですが、
月65万、年に780万円程かかっています。
■現状で残っているお金は?:
依頼を受けた会計士は、メディカル先生に確定申告書や、銀行の返済一覧表、
住宅ローンや生命保険の資料、生活費の通帳などを出してもらい、
現状いくら位お金が残っているかを医師向けライフプランシュミレーション
ソフトを動かして調べてみました。
そうすると先生の所得と奥様の給料を合わせた額から、税引き後の、
手取を計算し、そこから事業や住宅ローンの返済を控除し、
生命保険や社会保険料と最後に生活費を控除すると約300万円のお金が
毎年のこることがわかりました。
この300万円の金額が、メディカル先生の考えているライフプランに対して
適当なものであるかを、会計士に分析してもらうことにしました。
■メディカル先生のライフプラン:
メディカル先生にライフプランについて、インタビューをすると、
先生は68歳(あと24年)で引退し、今から9年後(開業15年)に、
2,000万円程かけて、クリニックのリニューアルを考えているそうです。
老後資金についてですが、普通のサラリーマンの方で、老後の必要とする
生活費は夫婦2人で25万程度を希望しているといわれています。
現在のメディカル先生の生活水準から考えて月60万円は確保したいので、
院長退職金と国民年金の受取額を差し引くと、68歳の時点で約5,700万円
必要なことが、わかりました。
また、子供さんは長男は、国公立の医学部、長女は私立文系大学が希望です。
開業医の三大資金である、老後、教育、改装資金を合算し、利子年3%で
割引計算をすると、1年間に残すべきお金は約500万円となり、
現在残っているお金と比較すると約200万円不足することがわかりました。
このままでは、改装にかかるお金の約2,000万円が、まるまま不足し、
9年後の改装時に資金が捻出できず、53歳でまた借金をする羽目に陥ること
になりそうです。
この設備投資を強行すると、自己資金であれ、借金であれ老後資金を圧迫し、
老後の生活水準は2割程度の切り下げが必要となります。
また、長男がどうしても医者になりたいといった場合で、
国公立にいけなければ、教育資金を仮に7,000万円と想定すると、
1年間に残さないといけないお金は、1,700万円にはねあがり現実性がない
ことがわかりました。
そこで長男には国公立しかないということで、
しっかり勉強してもらうことにしました。
■不足額への対応:
200万円の不足に対して、収入増でもって対元するには、
年間約600万円、月に50万円の増収、患者数に直すと1日に3人の増患が
必要となります。
これがむずかしい場合、メディカル先生の医院はやや経費が多いので、
経費の削減、また先生自身も生活費のカット、生命保険料の見直し等を
組み合わせて実行すれば、月30万円程度の増収を目指せばよいことも
わかりました。
いずれにしても、医師向けライフプランシュミレーションソフトの活用で、
今までみえなかったところが、具体的にみえるようになりました。
<続く>
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■無料相談会の日程
12月 5日 (土)
12月 12日 (土)
12月 19日 (土)
12月 26日 (土)
1月 9日 (土)
1月 16日 (土)
1月 23日 (土)
1月 30日 (土)
※午前10時から午後4時まで
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
上田公認会計士事務所にて
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■【特典の紹介】
特典1 下記のガイドブックを無料で進呈!
「Q&A診療所の新規開業ガイドブック」
お申し込みはこちらから
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→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present02.html
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「Q&Aクリニックの経営改善のすすめ方ガイドブック」
お申し込みはこちらから
→ http://www.uedacpa.com/muryoform/present04.html
特典2 無料開業相談会実施中!
立地相談(阪神間)、開業準備のタイムテーブル、開業時の税務、
資金調達のポイント、開業後の収支予測 、スタッフ採用のポイント
等の無料相談を平成18年度は無料にて実施中。
詳細は下記をご覧下さい。
→ http://www.uedacpa.com/opensoudan.html
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■姉妹編メルマガの紹介
「歯科医院経営のヒント」(創刊日:2005年6月10日)
歯科医院の経営に役立つノウハウを上田公認会計士税理士事務所が
毎月第2金曜日にお届けいたします。
購読のお申し込みはこちらから
→ http://www.mag2.com/m/0000156565.htm
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【次回の予告】
1、【医院・歯科医院開業と医院経営のヒント】
2、【次回の無料相談会】
3、【スタッフ紹介】
4、【セミナー情報】
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【編集後記】
<医院・歯科医院開業と医院経営のヒント>もおかげさまで第80号を
迎えることができました。
これも読者の方々のおかげと感謝いたしております。
この4月から診療報酬が3.16%引き下げられましたが、収入を維持
するためには増患と増収が必要です。
開業や増患増収でお悩みの院長は上田公認会計士事務所に
ご相談ください。
300件以上のクリニックを成功に導いてきたノウハウがあります。
土曜日に無料相談会を実施しております。
まずはお電話ください。
06−6222−0030 まで。
患者様と社会生活の向上に貢献できる医業経営を
皆様とともに追求していきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。
※来月から本メルマガを毎月1回(第2金曜日)の発行に変更いたします。
引き続きご愛読を宜しくお願い致します。
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【感想をお寄せください】
このメルマガの内容に関して皆様方のご感想やご意見をお待ちして
います。皆様方と共に成長していくために疑問や質問等どんなご意見
でもいただければとてもうれしく存じます。
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<発信者>
上田公認会計士事務所 上田 久之
大阪市中央区道修町1−7−10 扶桑道修町ビル3F
TEL 06−6222−0030
FAX 06−6222−0038
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