ホーム > ブログ > 公益法人ブログ > 公益法人の会計に関する諸課題の検討状況について
みなさんこんにちは、上田公認会計士事務所の若山です。
平成27年2月6日、公益認定等委員会公益法人の会計に関する研究会より「公益法人の会計に関する諸問題の検討状況について(最終報告書素案)」が発表されました。ここでは、公益法人制度改正時からたびたび議論となっている会計に関する諸問題について検討されています。
多くの公益法人様にとって、課題となっている収支相償についても一定の結論がだされ、具体的には収支相償の剰余金解消計画の1年延長としています。公益法人様が期待した抜本的な解決策の提示にはなりませんでした。また、過年度の赤字の補填を当期の剰余金の使途とするという議論についても、適当でないとの結論がだされました。黒字の場合には、次年度以降に持ち越しとなるが、赤字の場合には持ちこせないということです。
厳しい内容となっていますが、公益法人様を取り巻く現在の環境を現す貴重な報告書です。まだ、お目通しされていない法人様は早速ご覧いただくことをお勧めします。
今回の内容で何か気になることがあれば、弊事務所公益法人担当者(松井・若山・前本・恒田)までお尋ね下さい。