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お客様インタビュー
大阪市東成区にあります
社会福祉法人森の宮福祉会 ハミングベル中道さまを
ご訪問させて頂きました。
- サービスについて
- 「すべての人が住み慣れた町で、心豊かに暮らし続けるために」という想いで創立されたこちらの施設では、特別養護老人ホームやショートステイ、デイサービスなど、総合的な高齢者ケア事業が行われています。
- 施設について
- 建物に一歩足を踏み入れると、明るく見通しの良いフロアで、利用者の方々がゆったりと、時にはにぎやかに過ごされていました。お昼時ということもあってか、食事の準備中のご家庭のような、心落ち着く香りに包まれていました。
施設は5階まであり、介護度に応じて各階での共同生活がそれぞれ行われています。各階の様子を拝見しましたが、それぞれのフロアで利用者の方々が心豊かに暮らす工夫がされていました。お米の炊き方から、入浴時の香り、催しごとの一つ一つまで、細かい所をとっても、利用者の方々の目線で作られた生活空間であるという事が感じられる空間でした。
- 理念と暮らしの質
- 理念の一つとして「ハーモニー」と掲げられている通り、決して利用者の方々が管理された生活を静かに送る空間ではなく、常に音に溢れた、自由度の高い場所なのだと気付くことが出来ました。暮らしの質に重きを置いていらっしゃるのだと思います。
そして、この「暮らしの質」を形作る様々な工夫は、決して資金に頼っている訳でもなく、制度として与えられているものでもなく、ひとえに職員の方々の気持ちと行動によるものなのだ、とも感じました。
- 社会福祉事業の経営について
- 少子高齢化が進み社会保障の財政負担が増している現状、介護収益の構造は、利用者の方々の暮らしの豊かさを求める方向には変わらないだろうと考えられます。多くの事業所さまが行われている利用者の方々の暮らしの質を高めるための付加価値について、積極的な評価が行われるものにはなり得ないでしょう。そんな中、収益性だけではなく、「暮らし」により重きを置いて事業を行うということは、決して簡単ではなく、だからこそ非常に尊いことなのだと感じました。
社会福祉法人様の経営の悩みの中では、「真面目にやればやるだけ損をする」というような言葉も耳にします。多くの方が、サービスの質と収益・費用の問題について悩まれていることでしょう。今回のご訪問では、事業所の皆様が利用者の方々と真摯に向き合う姿勢に対し、会計事務所としてどのようなご支援ができるかを、改めて考える貴重な機会を頂きました。
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