ホーム > ブログ > 歯科医院経営ブログ > 歯科担当者のブログ~平成30年の改定に向けて~
上田公認会計士事務所の洞口です。
もう早いもので、平成27年が終わりを告げようとしております。
ご承知の通り、平成28年は報酬改定の年です。
改定率は、以下のようになるという報告があります。
診療報酬本体 +0.49%
歯科 +0.61%
医科 +0.56%
調剤 +0.17%
薬価 ▲1.22%
材料価格 ▲0.11%
消費税の上乗せ分があるため、今回はプラス改定ということにになったのでしょうか。
先月のブログにも書きましたが、やはり気になるのはCAD/CAM冠の動向です。
前回の改定では、4番5番にCAD/CAM冠の保険適用がされることになり、大きな変化をもたらしました。
今回の改定では見送られたようですが、大臼歯での治験も済んでいるということも聞いておりますので、
近い将来、大臼歯にも保険適用されるのではないかと思っております。
もちろん、強度・耐久性の問題があるとおっしゃる歯科医師の方もいらっしゃるでしょうし、
そのスタンスは医院によって差が出ることと思います。
患者の目線に立てば、「今までは保険では銀だったのに、これからは保険で白い歯が入る!」という風に考える人が増えるのは予想ができます。
見た目だけを気にする患者なら、安くて白いなら言うことなし、となるかもしれません。
言い換えると、今までの自費カウンセリングの中で、白くて見た目がよい点だけで自費を勧めているような医院だと、自費収入は目に見えて下がってしまうのではないかと思います。
見た目の問題だけでなく、患者の将来のこと、健康面や生活面に配慮した質の高いカウンセリングが必要になりそうです。
今のうちから準備して、うまくスタートダッシュを切れるようにしたいですね。