ホーム > ブログ > 歯科医院経営ブログ > 歯科担当者のブログ~歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)~
上田公認会計士事務所の洞口です。
今年の診療報酬改正は、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所や、在宅歯科医療専門診療所が目立った内容であるように感じます。
しかし、他にも面白いものがあったので、紹介したいと思います。
それは、歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)です。
歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)は、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全又は脳血管疾患がある患者に対して、歯科治療時における患者の全身状態の変化等を把握するため、患者の血圧、脈拍、経皮的酸素飽和度を経時的に監視し、必要な医療管理を行った場合に算定する。
このような内容です。
設備基準は、以下の3つです。
1経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
2酸素供給装置
3救急蘇生セット
多くの医院様には、既にあるのではないかと思います。
また、「患者の血圧、脈拍、経皮的酸素飽和度を経時的に監視」するためには、
多項目モニタが便利です。
(こちらのメーカー様のものを推奨している、ということではありません。)
私が担当している医院様では、68,000円程度で購入されていました。
歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)は45点で、処置をする再診の都度、月4回まで算定できるようです。
投資回収までどれくらいかかるかを考えてみましょう。
68,000円÷450円≒150回
約150回算定すれば投資回収ができます。
それほど厳しい基準がありませんので、是非、算定することを検討してみられてはいかがでしょうか。