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子どもの福祉を増進することにもっともふさわしい生活の場②

2017/7/31

日本クレアス税理士法人大阪本部の 川上 です。

日本クレアス税理士法人保育園ブログでは、第三者評価や

保育所保育指針に示された『自己評価』に関係する項目に

着目して、お伝えしております。

(※なお保育所保育指針は29年告示され、30年施行予定です)

第33回目は「食事を楽しむことができる工夫をしている。」です。

保育所保育指針第5章において、「食育の推進」が示されています。
その中で「生活と遊びの中で、意欲を持って食に関わる体験を
積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに
成長していくこと」が期待されています。

食事は、子どもの身体的成長の基本であることから、
食育計画を作成し、保育の計画に位置付け、その評価及び改善に
努めることが求められます。

発達にあった調理方法や栄養バランスはもとより、
食育の観点から食生活習慣の確立、利用・食教育、心の健康づくり
という目的に応じて一人ひとりの子どもに配慮することが大切です。

さらに、子どもと調理員との関わりや調理室など食に関わる保育環境に
配慮することが求められます。

近年では長時間保育や夜間保育も増加、家庭の食生活との関係に
十分配慮しながら、保育所における食生活の充実を図るとともに
食事を会して保護者との連携、保護者への指導、支援を必要と
されています。

本評価基準では、子どもの発達状況や嗜好に配慮して食事を楽しむことが
できるような保育所における工夫を評価します。

なお、本評価基準では主として保育士・調理員・栄養士による取組が
評価の対象となります。

評価の着眼点は以下のとおりです。

□ 食事をする部屋としての雰囲気づくりに配慮している。

□ 子どもが友達や保育士等と一緒に食事を楽しんでいる。

□ 子どもが食べ物に関心を持つよう工夫している。

□ 個人差や食欲に応じて、量を加減できるように工夫している。

□ 子どもの負担になるほどに、残さずに食べることを
強制したり、偏食を直そうと叱ったりしていない。

□ 子どもが落ち着いて食事を楽しめるように工夫をしている。

□ 時には戸外で食べるなど、様々な食事のスタイルの工夫がある。

□ 子どもが育てた野菜などを料理して食べることがある。

□ 子どもがは以前や後片付けなどに参加できるよう配慮している。

□ 調理作業をしている場面を子どもたちが見たり、言葉を交わしたり
できるような工夫を行っている。

□ 食に関する豊かな経験ができるよう、保育の計画に位置付けている。

□ 子どもの生活リズムに配慮して食事やおやつを提供している。

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