日本クレアス税理士法人大阪本部の 河本 です。
梅雨入りしましたが、あまり雨が降っていないようです。
今年は、空梅雨になりそうだと朝のニュ-スで言っていました。
最近、白相奈津子さん著作の「奇跡の「ほめ育」改革」という本を
読みました。
具体的な内容については、また機会のあるときにお読み頂けれ
ばと思いますが、私が読み終えての感想を申し上げたいと思いま
す。
そもそも「ほめ育」は、ビジネス業界で人材育成のために、導入さ
れたそうですが、それを保育、教育界にも導入してみないかという
一般財団法人ほめ育財団の代表理事である原さんのお誘いがあ
って、白相先生は、始められたそうです。
その名のとおり、人をほめて育てるということですが、はじめ私は、
白相先生が、保育園の園長先生でいらっしゃるので、保育園の園
児たちをほめて育てるものだと考えておりました。
確かにそれもありますが、実はその前に、保育園の先生たちを
どう育てるかということが一番肝心のようでした。
たとえば、いつも遅れて内部書類の提出物を出す先生がいて、
これまで全てにおいてそうだったので、とてもほめるところがないと
思っていた上役の先生たちでしたが、この「ほめ育」を導入すること
で見方を変えることによって、変わっていく様子が描かれていまし
た。
私がこの本で一番心に残ったことは、自分の尺度や目線で
相手を見るのではなく、相手の気持ちがどうであるかを先に考え
ることがとても大事かなと思いました。
また人は皆それぞれいいところが必ずあるので、それをほめて
育てる、その人が楽しく成長できる環境を周りが作ってあげる
ことで、その人が成長し、周りにも配慮でき、業務においてもい
い効果をもたらし、結果、組織が強くなっていくことをこの本から
学びました。
人間関係をスム-ズにするには、相手の立場を考えて、自分が
どう話すべきか、私が不足している点についても気づかせてくれた
一冊となりました。
お客様のところを巡回訪問させていただきますと、大抵お悩みは
増収や人事関係のことで 特に人事に関して、退職される職員さん
の気持ちが読めず、突然退職されることもあり、困っていらっしゃる
ケ-スが多いようです。
是非この機会にこの「ほめ育」を一度試みてはいかがでしょうか。
スタッフの方々のモチ-ベ-ションあげて、長くその職場に残って
頑張ってみたいという秘訣がそこにはあるように思いました。
ちなみに、私は一般財団法人ほめ育財団の関係者の何者でも
ありません。あしからずご了承ください。
以上です。