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法人のフィロソフィ構築のススメ

2013/2/7

上田公認会計士事務所の 川上マチ です。

私は、社会福祉法人さまの中でも保育園のお客様を多数担当
させて頂いております。

最近、大阪でも意識の高い保育園さまが多く、第三者評価受審前
コンサルティングの仕事をさせて頂く機会が増えております。
東京では、平成24年度現在でも、第三者評価受審に際して
60万円程度の補助金が助成されますが、大阪はこの制度が数年目
に打ち切られてしまったことが受審の進まない理由とも言われて
おります。

それにもかかわらず、施設のサービスの提供体制を振り返り、
施設の強みや現状の問題点・改善点の把握を行うために
第三者評価受審を利用される施設が増えているのです。

第三者評価には、様々な評価の項目がございますが、
一番ベースとなる部分は、法人の理念や方針が職員に周知されて
いるかです。
まずは、これが固まらなくて、始まりません。
皆さまの施設は、トップから職員全員が、理念に基づいて、同じ
価値観を持ち、判断・行動できているでしょうか?

日本航空の奇跡の再生を遂げられた稲盛和夫名誉会長は、人の心は
移ろいやすいので、その行動規範となるようなフィロソフィを
作ることを薦めておられます。

一見、道徳的なことが並べらているだけのように、思われるかも
しれません。
何度も何度も繰り返し耳から脳味噌に叩き込むことで、
意識レベル⇒行動レベルが変わってきます。

以下、ご参考にJALフィロソフィを引用させて頂きました。
皆さまの施設でも、皆さまが考えたフィロソフィを
作りあげられては如何でしょうか?

第1部:すばらしい人生を送るために
第1章 成功方程式(人生・仕事の方程式)
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

第2章 正しい考え方をもつ
人間として何が正しいかで判断する
常に謙虚に素直な心で
小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり
ものごとをシンプルにとらえる
美しい心をもつ
常に明るく前向きに
土俵の真ん中で相撲をとる
対極をあわせもつ

第3章 熱意をもって地味な努力を続ける
真面目に一生懸命仕事に打ち込む
有意注意で仕事にあたる
パーフェクトを目指す
地味な努力を積み重ねる
自ら燃える
第4章 能力は必ず進歩する
能力は必ず進歩する

第2部:すばらしいJALとなるために
第1章 一人ひとりがJAL
一人ひとりがJAL
率先垂範する
尊い命をお預かりする仕事
お客さま視点を貫く
本音でぶつかれ
渦の中心になれ
感謝の気持ちをもつ

第2章 採算意識を高める
売上を最大に、経費を最小に
公明正大に利益を追求する
採算意識を高める
正しい数字をもとに経営を行う

第3章 心をひとつにする
最高のバトンタッチ
現場主義に徹する
ベクトルを合わせる
実力主義に徹する

第4章 燃える集団になる
強い持続した願望をもつ
有言実行でことにあたる
成功するまであきらめない
真の勇気をもつ

第5章 常に創造する
昨日よりは今日、今日よりは明日
見えてくるまで考え抜く
果敢に挑戦する
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
スピード感をもって決断し行動する
高い目標をもつ

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