ホーム > ブログ > 社会福祉法人ブログ > 保育クオリティ・マネジメント講座
上田公認会計士事務所の 松田 です。
去る7月12日・13日、東京都内において特定非営利活動法人福祉総合評価機構による育クオリティ・マネジメント講座が開催されました。
ご周知のとおり、保育所におきましては、保育所保育指針の第4章において、保育士等の自己評価及び保育所の自己評価が求められております。
それを受けて、特定非営利活動法人福祉総合評価機構では、「保育所の自己評価・保育の質の向上について、各保育所において取組の主翼を担い、企画推進をできる人材」を育てるための保育クオリティ・マネジメント講座を実施しております。
その講座に、このたび参加させていただける機会を所長より与えていただき受講してまいりました。
保育所保育指針第4章においては、保育士等は、保育の計画(PLAN)や保育の記録を通して自らの保育実践(DO)を振り返り(CHECK)自己評価すること(ACTION)を通して、その専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならないとされており、PDCAサイクルによる保育の質の向上、また保育所に求められる 地域の実情や保育所の実態に即して、適切に評価の観点や項目等を設定し全職員による共通理解を持って取り組むともに、評価の結果を踏まえ、当該保育所の保育内容の改善を図ることとされています。
社会福祉法人立の保育所は、保育力は非常に強く特に0,1,2歳児の保育に関しては幼稚園・一般企業にはないノウハウを長年にわたって培いそれこそが社会福祉法人の強みでありますが、組織力は少し弱い傾向にあります。逆に一般の企業は組織力が強いため、企業に負けないように全職員が共通理解を持って組織の力を強めていく必要があります。
そのためには、社会福祉法人が理念・方針・保育目標を共有化していかなければなりません。
貴法人の理念と方針は何ですか?
職員さんはそれを何も見ずに言えることができますか?
この講座に出席された保育士の先生がたは、
「上司と目が合えば、理念は?方針は?と聞かれるので答えられるようにしている。」
「毎月の給与明細をもらう前に用紙に理念と方針を書くことになっている。」
「保育計画の月案・週案に理念と方針がかかれている。」
などほぼみなさんが理念と方針を講習中に配布された用紙に記載されていました。
非常に意識の高い保育士の先生方に囲まれて、先生方の危機管理能力や状況分析力の高さに感動しました。
また関東の保育所はどのようなマニュアルを作っておられるのか・どのような保育を行われているのかなど現場の状況も一部ではありますが感じることができました。
この講習では企業に負けない体質を作らないと、社会福祉法人も生き残れないと講師の先生がおっしゃっておられました。
関西の社会福祉法人も頑張っていただけるように、微力ではありますがお力添えさせてもらうぞー!と気合が入った講習会になりました。
一般企業に負けない組織力とはどういうものなのか、気になられた法人様はさっそくお電話ください!
上田公認会計士事務所 06-6222-0030 (保育担当 川上・松田・津田まで)