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潜在保育士の6割が保育士としての就労を希望

2018/12/22

日本クレアス税理士法人大阪本部 保育プロジェクトチームの 西田 です。
日本クレアス税理士法人保育ブログでは、保育関連のニュース
の中で気になったものをピックアップ、ご紹介いたします。

今回は、野村総研研究所の調査結果を基に、保育士不足の
解消にも繋がるかもしれない潜在保育士の実態の把握と、保育士
確保に向けた提案について書いていきたいと思います。

野村総合研究所が、全国の保育士資格を持つ
20~59歳の女性7,210人にインター
ネットでアンケート調査を行い、その回答者のうち就労意欲のある
潜在保育士1,000人に追加調査を行いました。

その調査によると、保育士資格保有者のうち67.1%が、現在保
育士として働いていない「潜在保育士」であり、そのうち56.1%は現
在働いていない「非就労」だそうです。
つまり、保育士資格保有者のうち「現在保育士として働いている」
が32.9%、「保育士以外の仕事をしている」が29.5%、就労してい
ない「非就労」が37.6%となります。

また、非就労の潜在保育士のうち5割が既婚で小学生以下の
子を持ち、6割強が過去に保育士として働いた経験を持っている
とのことでした。

是非、この方々に保育士として活躍してもらいたいところです。
調査によれば、この現在非就労の潜在保育士の60.5%が、今後
保育士として働いてみたいと言っているそうです。

では、この人たちは就労する上で何を重視しているのでしょう。
1位は金銭的報酬が高いことで35.1%ですが、着目すべきは、
金銭的報酬以外が64.9%だということです。
その金銭的報酬以外の重視することとは、「勤務時間や勤務日な
ど、希望に合った働き方で働き始められること」で、金銭的報酬以
外の理由の54.2%を占めています。
具体的には、「1日あたり短い時間から働ける事」、「土日祝日
が完全に休みであること」。

つまり、保育士としての就労意欲を持つ現在非就労の潜在保育士
の多くが、勤務時間や勤務日など、希望に合った働き方で働き始め
られることを最も重視しているということです。
条件が合えば、今すぐにでも保育士として就労してみたいと回答
した、現在非就労の保育士資格保有者が全国に5.6万人いると
いう調査結果もあります。
多様な働き方の保育士を受け入れる環境を整備することが、保育
士不足の解消に効果があるのではないでしょうか。

参照 株式会社野村総合研究所 未来創発センター
潜在保育の6割が保育士としての就労を希望 より

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