ホーム > ブログ > 介護ブログ > セミナー報告 元介護保険指導担当(元大阪市職員)が教える『監査を受けないための適切な介護保険サービスの提供について』
平成25年11月26日(火)の13:30から16:30に、大阪・淀屋橋のあいおいニッセイ同和損保 御堂筋ビル 地下2階会議室にて「元介護保険指導担当(元大阪市職員)が教える『監査を受けないための適切な介護保険サービスの提供について』」のセミナーを開催致しました。
ご参加下さった皆様には改めて御礼を申し上げます。ありがとうございます。
講師は、元大阪市 介護保険担当係長の中村 光児 先生と、上田公認会計士事務所 介護経営コンサルタント 大藪 直史 です。
第一部は、「適切な介護保険サービス」と題し、中村先生にご講演いただきました。
行政において、指定や指導の最前線におられた方だからこそできる、生々しいお話をたくさんご提供くださいました。
ここで文字にするのも憚られるような、大変具体的な内容が多かったように思います。
・訪問介護、通所介護、福祉用具貸与の同一法人が運営する事業所への集中(90%以上)がある場合には、市が認める場合を除いて減算されること
・同一建物にある訪問介護事業所で、30人以上の利用がある場合には減算されること
などの要件をご紹介いただき、また大阪でこうした減算事例が何件発生しているのかという具体的なところまで教えて下さいました。
介護保険部会から出ている資料を用いて、介護保険法改正の同行についても解説していただきました。
会場の提供等、御協賛をいただいている、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 担当次長 山田 敦史 様です。
同社が運営されている「近畿AD倶楽部 ケア・フレンズの会」というものがございます。
こちらに登録すると、介護事業に関する情報の配信を受けることができたり、様々なセミナー情報等も知ることができます。
ご関心がございましたら、上記リンクよりご参照下さい。
第二部は、「小規模デイサービスの開業」と題し、当事務所の大藪が講演致しました。
デイサービスに関しては、市町村協議制の導入による、実質的な総量規制がかかることを懸念しております。
基準さえ満たせばいつでも開業できる、という環境が変化しつつあります。
この講演では、これからデイサービスを開業しようと考えられている方は、なるべく早く手を付けられることをお勧めしました。
また、小規模デイサービスが地域密着型へ移行が検討されていますので、その後の対応策についても提案致しました。
現在の検討案の内容を見る限り、選択肢は3つです。
①地域密着型へ移行する
②小規模多機能型居宅介護のサテライト事業所となる
③通常規模・大規模デイのサテライト事業所となる
自社の経営環境に合わせて、変化していかなくてはなりません。
今回のセミナーには、17名の方々にご参加いただきました。
セミナーご参加の皆様で、ご相談になられたい事項がございましたら、特典としてお渡ししているFAX相談シートをご活用下さい。
今回のセミナーが、皆様の経営のお役に立つことを祈っております。
本日はありがとうございました。