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日本クレアス税理士法人
上田公認会計士事務所の 角野 です。
私は以前、老人福祉施設に勤務していました。
入居者さんの方の中に、常に一定数、
「早く“お迎え”来て欲しい」という方が、おられたように思います。
私は、どう接すればいいのか分からず、介護職の友人に相談すると、
「本当に“お迎え来て欲しい=死にたい”わけないでしょ。
その言葉の裏にある、その人の、本当のニーズを考えなさい。」
と言われて、はっとした思い出があります。
誰しもが、本当の望みは言いにくいものです。
言語化がしづらい、恥ずかしくて言えない等、様々な理由があるのでしょう。
上記の思い出の事もあり、
私は、原則として、人の言葉を額面通りに捉えません。
まだ言いたい事が、おそらく有るって思ってしまいます。
その言葉を発したときの仕草や、
普段の言動から、その言葉を選択した理由を考え、
言語化されていない望みを想像するようになりました。
結局、その利用者さんが、何を思っているか分からないままでしたが、
少しは役に立てたように思います。
お客様の本当の望みを想像し、引き出すのは
我々、会計人でも必要です。
お客様の望みを達成するための知識の向上と、
話しやすい雰囲気づくりを大切にしようと思っています。