医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

上田公認会計士事務所の　松田　です。

 

去る2月1日、当事務所のお客様の社会福法人が主催する

研究発表大会へお邪魔してきました。

複数施設を運営している法人様の施設間の交流と情報

交換を図るため毎年開催されている法人内部の研修会で、今回

5回目となるこの会ですが、（残念ながら前回1回だけお休み）

初回より毎年楽しみにしている研修会です。

研修会では保育所・児童養護・母子・生活保護とさまざまな施設

の職員さんがご自身の働く施設でいろいろな努力やご苦労をさ

れながらも社会的弱者となってしまった方々のご支援をされ、

ときにはご自身も支えられ利用者さんへの処遇を一生懸命

されているお姿を垣間見ることができ、私は毎回心を打たれ考え

させられます。

 

福祉の分野というのは、私も含め一般の人々はそこでお世話

になることがなければどういう活動をされているのか知らない

し、知ろうともしないし、どうやって知ればいいのかわからないし

知らされていないし・・・とにかく情報が全く世の中にでません。

 

そのためかいま、世の中をにぎわしている某テレビ番組も

もしかして本当は施設のことをまったく知らない人が

聞きかじりでなんの知識もないままにこんな感じかなと作ったの

では？と思わされます。

（テレビなんだからもっと情報収集できるように思いますが。）

 

なぜ、福祉の現場を隠すのか、ひらかれた施設ではいけないの

か。

 

まだまだ私ではわからないことはいっぱいありますが、

この研修会で得られた知識はかけがえのないものです。

福祉のこと、大変な状況に置かれてしまった方々のことについて

初めてお話を聞いたのもこの研修会でした。

（まったく知らなかったことに大変な衝撃を受けました）

 

職員さんがどんな思いでいつも利用者さんに接しているのか

社会復帰される利用者さんやそこで育っていく保育園の子供たち

その子供たちの親御さんたち、いろんな事情で親から離れてし

まった子供、一人で子育てをしているお母さん方がどれだけ

支えられているのかということを知ると、

このような施設のありがたさをひしひしと感じます。

 

もっとこんな施設があること、法人があることを世の中に

発信すれば、きっと心が温まってもっとみんなで

助け合おう、直接何かできなくてもなにかしなくてはと

思うはずです。

また、夫にこの研修会の話をすると

「ぼくらの税金がこういうところに使われているって

知れてよかったな」と言います。

 

そういうふうに思ってくれる人が増えていくように、

どういう形で伝えるのがいいかはわからない

のですが、こういう情報発信がもっと一般の人にも

簡単に受けれるようになればいいなと思いました。

 

最後に毎年研修会にお邪魔させていただいてありがとう

ございました。

また来年も楽しみにしています！！