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2014年3月15日(土)、ATCホールにおいて近畿デンタルショーが開催されました。テーブルクリニック会場では、弊事務所所長上田久之が「医療法人の活用と経営改善」(タカラベルモント㈱デンタル事業部主催)というテーマで講演を行いました。
ここでは、講演内容の一部をご紹介いたします。
講演は、①医療経営におけるお金の問題②医療経営の成長ステージ別対策③医療法人の活用④医療法人成シミュレーションの具体例の4部構成で行われました。
①では、お金が残っていない院長の特徴とお金が残っている院長の特徴が解説されました。
②では、医院経営のステージとテーマ、夢プラン(未来予想図)、可処分所得の算出イメ
ージの解説が行われました。
③では、医療法人増加数の推移や医療法人の所得分布と法人化率の説明が行われました。収入7000万円以上の階層で、法人を検討されているとのことでした。一人医師法人が急増している背景としては、以下の項目が列挙されました。
・「採用力」=厚生年金適用事業所
・老後の生活の安定
・所得税率の引上げと法人税率の引下げ
・診療所の借入金の保証人
・新型医療法人の内部留保に対する相続税非課税
また、法人成りを検討する際の優先順位が、以下のように提案されました。
1、採用
2、老後
3、節税
まとめとして、医療法人化のメリットとデメリットが解説されました。
その後、医療法人成シミュレーションの具体例と歯科医院限定節税対策の説明が行われ、講演が終了いたしました。
以上