医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

平成26年7月27日（日）、阪急グランドビル26階にて、本セミナーが開催されました。
セミナーの内容は、以下のとおりです。
講演1　㈱メディヴァバンス統括部長　西口昌裕様
「新規開業動向と開業までに押さえておきたいポイント」
講演2　弊事務所所長　上田久之
「新規開業　ヒト・モノ・カネ・情報の見落としやすいポイント」
講演3　青木クリニック院長　外科・泌尿器科　青木大先生
「既存開業医による体験談」

ここでは、講演2「新規開業　ヒト・モノ・カネ・情報の見落としやすいポイント」の講演内容の一部をご紹介致します。

「最近の開業をめぐる環境の変化」として、診療報酬改正、消費税増税、介護保険法改正、地価の上昇、建築単価の上昇、マイナンバー制の導入、生活保護法の改正と医療扶助の適正化の解説がありました。「開業は早い方がよいのか」というよくある質問には、資本回収期間と資本蓄積期間から導かれる適切な開業時期の解説がありました。投下資金8,000万で、1億円の資本蓄積の場合には、合計で概ね20年の期間がかかります。
「開業計画のポイント」では、家族の了解、専従者の位置付けについて事例を交えた解説がありました。「マーケットの状況把握の方法」では、新規開業診療所、全府下医療機関
一覧表、医療法人決算書、大阪府医療機関情報システム、ＤＳＳ診療圏調査システム等の紹介がありました。
「総投資額の目安」では、ローコスト、早期回収、安全開業志向のための指標として、総資本回転率の解説がありました。
「消費税増税と新規開業クリニックの影響」では、テナント開業と戸建開業の増税後の試算が示されました。
「2014年度在宅関連の診療報酬改定」では、機能強化型在宅支援診療所の要件引上げ、同一建物における複数訪問時の点数引下げ、患者紹介を受ける場合の紹介料等の支払いの禁止、主治医機能の評価等についての解説が行われました。

セミナー会場の弊事務所のブースでは、ＤＳＳの診療圏調査と事業計画のソフトのデモをさせていただきましたが、開業物件をお探しの先生方に大変好評でした。
以上