上田公認会計士事務所の 能川 です。
職場の人と文楽鑑賞をしてきました。称して「道修町大人の会」
です。
なぜ文楽鑑賞することになったかといいますと、ミーハーの私
が三浦しをんの「仏果を得ず」を読み、興味を持ったからです。
さらにテレビで竹本住太夫師の引退にちなんだドキュメンタリー
を見てさらに「文楽とは?」と考えるようになりました。
68年間太夫をされて89歳になってなお、気持ちとしてはまだ
続けたいと思わせる文楽とはどのようなものなのかと思った
からです。
人形浄瑠璃文楽というのは「ユネスコ無形文化遺産」であり、
日本を代表する伝統芸能で、太夫・三味線・人形が一体と
なった総合芸術です。
人形でありながら、その動きは人が演技しているように感じまし
た。その人形を操っている人の表情も無表情で動かしていると
思っていたのですが、演技しているように変化していくのが、人
形と一体化しているようで驚きました。
初心者のため、舞台の上の字幕を読むことに集中してしまい、
太夫の喜怒哀楽をこと細かく感じ取ることができなかったのが残念
でした。
今度は字幕を意識せず、太夫の語りにもっと耳を傾けて鑑賞
したいと思っています。
皆さんも一度鑑賞されて何かを感じていただきたいと思います。