ホーム > ブログ > 基本財産が満期保有目的の債権であった場合の維持方法について
みなさん、こんにちは。
日本クレアス税理士法人の政森です。
3月決算法人の方は、いよいよ決算や理事会等の準備などで
お忙しい時期になりましたね。
さて、今回は基本財産が満期保有目的の債権であった場合に
法務省「一般社団法人及び一般財団法人制度Q&A」において
Q24にある「基本財産の維持」の仕方について記載します。
満期保有目的の債券の場合、新規購入の際や満期償還時に
再購入をした際、購入額が額面を下回る場合(アンダーバー)や
購入額が額面を上回る場合(オーバーパー)があります。
そうすると、基本財産の額が変動してしまいますよね。
この様な時は、どのように処理をすればよいのでしょうか・・・
購入額が額面を下回る場合(アンダーバー)には
差額相当額を基本財産預金で充当します。
一方、購入額が額面を上回る場合(オーバーパー)には、
減額する部分の金額を流動資産からの預金を繰入るなどの処理を行います。
いずれにおいても、償却原価法の適用に伴い預金の取崩し等の処理が
毎期必要になります。
少し難しい処理になりますが、皆様の一助になれば幸いです。