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安全管理

2015/1/30

上田公認会計士事務所の村上です。

上田公認会計士事務所 保育園ブログでは、第三者評価や
保育所保育指針に示された『自己評価』 に関係する項目に
着目して、お伝えしております。

第6回目は安全管理についてです。
評価のポイントは以下の点です。
①緊急時や災害時に対する利用者の安全を確保するための取組
が行われている。
②利用者の安全確保のためにリスクを把握し、対策を実行している。

保育所保育指針第5章2 「環境及び衛生管理ならびに安全管理」
(2)「事故防止及び安全対策」において「保育中の事故防止のために、
子供の心身の状態等を踏まえつつ、保育所内外の安全点検に努め、
安全対策のために職員の共通理解や体制作りを図るとともに、
家庭や地域の諸機関の協力の下に安全指導を行うこと」
とされています。
健康保持や安全確保のための体制の確立には施設長が明確な
目的意識のもとにリーダーシップを発揮することが求められます
リスクの種類別に責任と役割を明確にした管理体制が整備され
ているでしょうか?

健康の保持や安全確保のために把握すべきリスクには、
①衛生上のリスク、②感染症及び急病のリスク③けがや事故等の
リスク、④不審者の侵入等のリスク、⑤地震・津波・大雪などの
災害リスクなど、子どもに関する様々なリスクが含まれます。
リスクの種類別にガイドライン等を基にマニュアル等を作成し、
組織内のシステムを確立し、子どもの安全等に関する意識を
職員全体で向上させていくことが重要です。

また、組織として子どもの安全を脅かす事例の収集(ヒヤリハット)を
を行い、有効に活用しているか、仕組みを整備したうえで未然防止策
を検討しているかについても評価の際のポイントになります。

小さなヒヤリハットを見逃さない心がけはとても重要です。
1件の重篤な事故の裏側には29件の軽微な事故があり、その
30件の事故の裏側には300件のヒヤリハットがあるといわれて
います。

事故報告書は多くの園で作成されていますが、さらに、
「ヒヤ・リハット記録」として、幸いにも事故や事件にはつながら
なかったケースや、一歩間違えば事故や事件に発展していたかも
しれない事象を記録していき、このヒヤリ・ハット体験を、
子どもの安全を確保するための貴重な情報として記録し、
定期的に職員間で共有する場を設けたり、マニュアル作成の
一助とするなど、具体的な予防策に取組みましょう。

いざというときに適切な対処をするためには、日ごろから組織的・
継続的・計画的に取り組まなければその成果は望めません。
評価のためだけではなく、子どもの安全を守るためにも、今一度
体制の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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