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第7回 「伸びるクリニック勉強会」のご報告

2011/5/15

img11-2.jpg 平成23年5月15日OMMビルにおいて、PMC株式会社 代表取締役会長兼CEOエグゼクティブコンサルタント 中野善夫先生を講師にお迎えして利益拡大実践手法公開講座全3回シリーズの第1回『診療効率の高め方実践手法』を開催いたしました。
開業している歯科医師の5人に1人が年収300万円以下、12年前に平均3本だった子供の虫歯の数も今は平均1.4本、診療所数はコンビニより多いという厳しい現状の中、生き残れる歯科医院になるにはどうすればよいのかを、中野先生に実際にコンサルで使用した数字や、ツールをもとにご講演いただきました。先生の思い描く診療を行う為には十分な収益が必要になります。その収益を上げるためには、診療効率の改善が必要です。診療効率の基本的な考え方ですが、診療効率の改善=生産性の向上ということで、生産性とは何か?といいますと…

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実稼働時間とは実際に診療で手を動かしている時間、総投入時間は診療時間のことです。
時間効率を上げるには、診療以外の時間をいかに圧縮していくかが重要で、スタッフの技術のばらつきも時間効率を下げてしまいます。それを改善する為には院内整備が必要になります。院内整備の為には作業手順書を作成・整備することが不可欠です。ただ、作業手順書があっても訓練していないとできるようにはなりませんので、スタッフ教育も重要になってきます。

次に、診療効率を時間と単位で捉えて分析する必要もあります。

  • チェア一台あたりの診療収入は平均200万円以上あるか?
  • 医院(ドクター・スタッフ)一人あたりの診療収入は100万円以上あるか?
  • 患者一人あたりのオンチェアタイムは?(世の中平均60分)
  • 患者一人あたりの実診療時間は?(世の中平均28分)
  • 治療内容別標準時間とは?
  • 手の早いスタッフと遅いスタッフの違いは何%か?
  • 診療効率を改善した成果を測定できるか?

日々の数字を集計し、上記の項目の数値を算出して現状把握し、他の医院の平均と比較して自分の医院がどのような問題を抱えているのかを知り、改善点を考える必要もあります。

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また、診療効率を改善する為には、環境整備(5S)も重要となります。環境整備(5S)とは、

  • 整理…いる物といらない物を分別し、いらない物を捨てる
  • 整頓…必要な物を必要な時に必要なだけ即座に出せる環境を維持する。
  • 清潔
  • 清掃

その他、ユニット別アポイント管理(⇒医院全体での取り組みが重要)、無断キャンセル・中断防止対策にも取り組む必要があります。

最後に、今回は全3回シリーズの第1回目ということで、6月に第2回、7月に第3回と中野先生にご講演いただきます。もし、ご興味を持たれましたら、お気軽に弊事務所までご連絡下さい。また、ご出席いただいた先生方に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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