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日本クレアス税理士法人 上田公認会計士事務所の 山本 です。
日本クレアス税理士法人 上田公認会計士事務所保育園ブログでは、
第三者評価や 保育所保育指針に示された『自己評価』に関係する項目に
着目して、お伝えしております。
第25回目は「子どもが主体的に活動し、様々な人間関係や
友だちとの協同的な体験ができるような人的・物的環境が整
備されている」という評価項目についてです。
評価のポイントは以下の通りです。
①子どもが主体的に活動するためには、第一に子ども
が自らしてみようとする気持ちを受け止めること、第二
に安心して挑戦していくことができるように働きかける
こと、第三に子どもが自らやり遂げたことを受け止めて
子どもの満足感や達成感を共有することが重要です。
②子どもの主体的な活動や遊びが促され、友だちと共同
で活動できるような環境や援助は、個別にじっくりと取
組める環境のほか、友だち同士のやりとりを促すような
保育環境を整えるとともに、保育者が子ども同士の活
動をつなぐような援助が大切です。
③様々な人間関係と触れ合える環境も大きなポイントで
す。クラスの友だち以外にも異年齢児や保育所の職員
、地域の方との関わり等、豊かな人との関わりの場が
設定されているかどうかが重要となってきます。
④上記の環境整備や援助については指導計画に位置付
けられるとともに、保育日誌等の記録に明記されてい
るかといった点から子どもの主体的な関わりや体験に
よる相互作用などについて判断し、評価されることと
なります。
具体的な着眼点は下記の通りですので、ご自身の保育園
ができているかどうかは下記着眼点でチェックしてみてください。
□子どもの発達段階や興味関心に即した玩具や遊具などが用意されている。
□こどもが自由に素材や用具などを自分で取り出して遊べるように工夫されている。
□子どもが自由に遊べる時間や空間が確保されている。
□子どもが友だちと共同して遊べるような機会が提供されている。
□異年齢の子どもとの交流が行われている。
□当番活動など子どもが役割を果たせるような取り組みが行われている。
□子どもが自発性を発揮できるような働きかけをしている。
□子どもたちが友だちと共同して活動できるような働きかけをしている。
□子ども同士の関係をよりよくするような適切な言葉かけをしている。
□けんかの場面では、危険のないように注意しながら、子どもたち同士で解決するように援助している。
□順番を守る、あいさつができる、物を大切に扱うなど、社会的ルールを身につけていくように配慮している。
いかがでしょうか。できていない項目がある場合には、
是非簡単にできることから取組んでみてください。