医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

上田公認会計士事務所の　上野　です。

先日、診療所の事業承継（第三者承継）に関するセミナーを
受講してきました。

講師は、実際に事業承継業務を担当されておられる方々で、
最近の承継支援事例を用いて承継のポイントについて分かり
やすくお話をしていただきました。

いろんな事例をお聞きしましたが、売り手側としては、少し早い
と思われるくらいの段階から検討を進めるくらいでちょうどよい
こと、営業権はないと考えておいたほうがよいこと（純資産＝
営業権ではない）、知人に対して承継する場合でも、口約束では
なく当初から書面等で契約内容は取り交わしておくべきことなど
を理解しました。買い手側としてもなぜ譲り受けするのかという
目的を明確に持っておくことが重要であると思いました。
また、医療機関のＭ＆Ａについては、医療法や許認可の中で
進めていく必要があり、手続きは慎重に行わなければならないと
痛感しました。

日々の仕事に追われていると感じると、なかなか研修に行く
気合が起こらないこともありますが、新しい情報を取り入れる
ためにも、研修には積極的に参加できるよう、余裕を持って
日々仕事に取り組んでいきたいと思った一日でした。