ホーム > ブログ > 平成29年度 介護事業者経営実態調査結果が発表されました
日本クレアス税理士法人大阪本部の 佐伯 です。
平成29年10月27日 厚生労働省のホームページに平成29年度 介護事業者経営実態調査の結果が公表されました。(調査結果は、平成28年度決算の数字です。)
(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jittai17/index.html)
特別養護老人ホームの収支差率を見てみますと、平成26年度決算では3.0%、平成27年度決算では2.5%(前年差▲0.5%)、そして平成28年度決算では、1.6%(前年差▲0.9%)となり、年々減少しております。
逆に人件費率(給与費率)は、平成26年度決算 62.6%、平成27年度決算63.8%(前年差 +1.2%)、平成28年度決算64.6%(前年差+0.8%)と、年々増加しております。
収支差率の分布図を見ますと、赤字の施設が年々増加していることが分かります。
報酬改正等で収入が伸び悩む中、人手不足で人件費が増加し、収支差額が減少していることが読み取れます。
しかし、平成29年10月25日開催の財政制度等審議会財政制度分科会の資料によりますと、黒字の施設は、機能訓練や手厚い夜勤配置などの加算を算定している割合が高く、比較的良好な経営状態となっています。
次期報酬改定に向けて、積極的に加算を算定し、質の高いサービスを提供することが求められてきそうです。改定に向けた今後の動きに注目していきたいと思います。
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