医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

上田公認会計士事務所　村上です。
11月も終わり、いよいよ明日から師走、慌ただしい1か月の始まりですね。

当事務所ではﾌﾞﾛｸﾞ上でもご案内させていただいています通り、社会福祉法人様向けに種々のセミナーを企画し、開催いたしております。

昨日11/29には、『保育園経営セミナー』が大盛況のうちに終了いたしました。
ホームページ上に報告書がアップされていますので、そちらも是非ご覧ください、

また、当事務所では、セミナー以外にも、関与させていただいている法人様のご要望に合わせて、個別に必要とされる研修会や勉強会を企画し、実施させていただいております。

先日は、ある法人様の依頼を受けて、部門管理者の方に向けての経営管理研修をさせていただきました。

高齢化社会に入り、介護保険事業の市場規模はますます拡大が予想されますが、それに合わせて国・市町村の介護財政はますます増大し、社会保障給付費の負担割合がますます増えていくことが予測されています。

国の財政難の中、福祉業界を取り巻く環境は大きく変わってきており、その中で質の良いサービスを提供し、法人としても発展を続けていくためには、今までの「運営」という視点ではなく「経営」という視点が必要とされてきています。

法人の経営層の方たちはもちろんその視点で日頃法人運営をされていますが、
その法人様では、部門管理者の方たちにも経営層と同様の「経営的視点」を持って部門の管理をしてもらえるようになってほしい。そのために法人の財務諸表も理解し、数字を意識した部門管理ができるように、ということを目的として部門管理研修を実施させていただきました。

日頃、介護施設で働かれる職員の皆様は福祉サービスに関してはプロの方たちに対し、経営とは何か・・に始まり、決算書の見方や損益分岐点・事業計画の策定方法等、管理者にもとめられる経営的視点について、3回シリーズで、研修を実施させていただきました。
日ごろ聞きなれない単語が多く、お疲れだったとは思いますが、皆様熱心に聞いて下さいました。

「経営効率」を意識した「質の良いサービスの提供」と一見相反する感じですが、意識を変え、視点を変えることで部門管理者の皆様の経営的な視点が養われていくのではないかと思っています。

少しでも研修の成果が表れることを願っています。
法人の皆様ありがとうございました。