医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

あけましておめでとうございます。
日本クレアス税理士法人大阪本部の前本です。
今年もよろしくお願いいたします。

新年早速のブログということで、
法人設立について書こうと思います。

当事務所は非営利法人に特化した会計事務所ですが、
そのためか、これから非営利事業を立ち上げる方に
どのような法人格がよいのか、よく相談されます。

非営利の法人格となると、
・一般社団法人
・一般財団法人
・特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）
などが一般的な法人格になります。

社会福祉法人、宗教法人など法人は他にもありますが、
特殊な事情が無いとこれらの法人は選びませんので、
上の３つの法人格で考えられるのがよいと思います。

では、この３つの中で、どの法人格がよいのか。

私は、この問いに、
「あなたが何を目指しているかによります。」
といつもお答えいたします。

法人格が違うと、特徴も異なります。
同じ非営利法人でありながらも、
注意する点が少しずつ違います。
それらを加味して、最善の法人格を選びます。

たとえば、コーヒーを飲むのにスープの器を使わないように、
目指している事業などに応じて法人格を選ぶのです。
（私は、法人格はただの器であり、やりたいことを元に選ぶようお伝えします）

最初の法人格の選択で間違ってしまった場合、
その後の法人運営に支障をきたします。
実際に、先のことを考えず一般社団法人で設立し、
不要な税金を納めるケースなどに遭遇しました。

新しくできた制度の一般社団法人などは、
株式会社を作るのと手続きがほとんど同じですので、
誰でも比較的簡単に作ることができます。
ただし、その後の法人運営を視野に入れて、
設立前に専門家に一度相談することをお勧めします。

当事務所では、月に２回、無料相談会を実施していますので、
もし良ければ、そちらもご活用ください。