医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

上田公認会計士事務所の　洞口　です。

先日、プライベートで付き合いのある消化器内科のDrと話していた時のことです。

「先生は開業されないのですか？」とお聞きしました。
答えは、ノーでした。

理由を聞くと、「胃カメラが大得意で楽しいから。」というお答えが返ってきました。
他のDrがやると苦しそうにされる患者さんでも、こちらのDrがやると苦しまないのだそうです。これが、病院で消化器内科専門医として働くことの醍醐味なのだとか。
他には、「旅行が好きで、長期休暇をとりたいから。」という理由もありました。
私から見ても、いつ働いているのかな？と疑問に思うくらい旅行されています。
10月だけで3回も海外に行っているはずです。

主に上記の理由から、勤務医でいることを選択しているとのことでした。

他方、開業される先生方は、病院で勤めることのメリットよりも、開業することのメリットを重く捉えられています。
かかりつけ医として地域に貢献することや、経営リスクを負ってでも可処分所得の増加を目指すことなど、様々あるかと思います。

私が仕事をしている中では、開業医の方々とのお付き合いが多くなります。
こちらの専門分野においては、こちらが適正とする数値や考え方等を押し付けてしまいがちです。
しかし、相手が何をしたいのか、ライフスタイルにまで目を届かせないと、本当に理解することができないのだなと感じました。

冒頭の質問、「先生は開業されないのですか？」に、イエスと答えてくれたら当事務所のお客様になっていただけるかな…
と少しばかりの下心を持っていたので、残念でした。

ただ、信念を持った考え方・生き方には感銘を受けました。