ホーム > ブログ > 「休眠預金・高額寄付等活用セミナー」実施報告
日本クレアス税理士法人大阪本部の 篠尾 です。
令和元年10月25日(金) 弊所セミナールームにおきまして講師の方をお招きし、
『休眠預金・高額寄付等活用セミナー』を開催いたしました。
第一部では ならファンドレイジングラボ 代表 西村昌弘 先生より
「戦略的ファンドレイジングの基礎」という内容でご講演いただきました。
ファンドレイジングという言葉を聞くと、“寄付集め“と思い描く方が多いのではないでしょうか。
ですが実際にはただ寄付を集めることに特化するのではなく
“自らの法人を分析し、まわりを共感させ、社会に変化をもたらす活動“であるとのことでした。
今回の研修では、どのような目線で法人を分析するかについて教えていただきました。
第二部では引き続き 西村昌弘 先生に
「休眠預金に係る助成金活用法」という内容でご講演いただきました。
休眠預金を民間の公益活動団体に配分することが決まりましたが
関連する情報はまだまだ多くはありません。
そんな中、今回のセミナーでは
実際に助成金を申請する場合の方法や助成金を受けた場合の手続き、報告等の
より具体的な内容をお話しいただきました。
休眠預金の活用の全体像が見えてきたことで、申請に積極的になられた法人様もいらっしゃるのではないでしょうか。
第三部では 弊所税理士の 津田承子 より
「究極の寄付=遺贈寄付」という内容でご講演いただきました。
超高齢化社会の日本ではこの先も、相続が増えることが見込まれます。
その中で、寄付者の方の最後の意思表示として“寄付をしたいと思われる法人”になりたいと思いませんか。
寄付先に選ばれるのは限られた法人様です。
どのようにしたら、寄付先に選んでいただけるのか、
また選ばれた場合に法人はその寄付を受け入れられるのか、
注意しなければならないこととはどのようなことか。
このような内容で、寄付側と受入側でのポイントついて研修では教えていただきました。
最後の第四部 質疑応答の時間にも
たくさんの方にご質問いただき、大変好評のセミナーとなりました。
今回のセミナーで講師の方が共通しておっしゃられていたのは
“自法人の魅力を認識する”ということでした。
寄付白書2017によると、寄付をする動機で多いのは“団体への共感”となっています。
法人様ごとにある強みを法人様ご自身で分析し、
周りに伝えていくことがご寄付をいただける法人への変化へとつながります。
今回のセミナーが、ご参加いただきました皆様のお役に立つことを祈っています。
貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
当事務所では、月2回 社会福祉法人様向けに個別相談会を開催しています。
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日時 毎月 第1・第3 金曜日 13時~
1法人様 1時間 (1日2法人様限定)
場所 日本クレアス税理士法人 会議室
大阪市中央区道修町1-7-10 扶桑道修町ビル3F
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