医療・歯科・介護福祉業界の経営支援に強い大阪の公認会計士・税理士事務所

日本クレアス税理士法人　上田公認会計士事務所の洞口です。

新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除となり、
徐々に街中に賑わいが戻ってきたような感じがあります。

この期間、休業要請のなかった事業を営んでおられる方でも、
大幅な減収になったケースが散見されています。
ここからは、感染拡大の防止と社会経済活動の維持との
両立を図っていかないといけませんので、気を付けながらも前に進んでいきましょう。
助成金や給付金が毎月あるわけではなく、
この期間に特別な融資を受けたとしても償還しなくてはなりませんから、
これから必要なものは売上高（粗利益）だろうと思います。
減った売上高（粗利益）を取り戻して、さらに増やしていきたいですね。

私はもちろん経営者ではなく一人の従業員ですが、
この立場であっても売上高（粗利益）を増やすことには注力しています。
特に、新しく当事務所のお客様になってくださる方を増やす、
という活動をここ半年から1年くらいで加速させています。

加速させた理由ですが、最初は崇高なポリシーや目標があったわけではないです。
現在、事務所内で「医科・歯科プロジェクトチーム」のリーダーをさせていただいており、
そのチームの目標として、
新しくお客様になってくださる方の数を目標として掲げさせていただいております。
自分たちでノルマを設定しているわけです。

しかしある日、そのノルマを達成するために大きい戦力として数えていた先輩が事情により辞めてしまいました。
ノルマの半分くらいお任せしてしまおうと思っていたくらい、
尊敬していてよくできる人でした。
いなくなったものは仕方ないとして、「今までの2倍やらないと数字が届かない！」
という状況が見えたので、慌てて加速させるしかなかった、ということです。

そんな状況の時に出会った言葉があります。
「1アクション3ゴール」です。
ワンアクションスリーゴールと読みます。
これは、私が個人的に加入している
日本キャッシュフローコーチ協会の代表理事　和仁達也氏から学んだものです。

意味を簡単に申し上げると、
1つの行動の目的を1つにするのではなく、
1つの行動に方向が違う3つの目的を持って行動するということです。

例えば、セミナーに参加するという行動に対して、

①ノウハウを学ぶ
②講師の話し方、セミナーの組み立て方を参考にする
③セミナーの参加者と交流する

という3つの異なる視点を持ってセミナーに参加すると、
1つだけの視点を持って参加するのと比べ、得るものが3倍になるということでした。

2倍やらないといけない…と思っていた時に、なんと、3倍になる方法を聞いたのです。
「お、やるしかない！」と思いましたよ、単純なので。

新規顧問先獲得営業をするという行動に対する3つの目的
①チームの目標を達成し、売上高を増やすことで事務所に貢献する
②関連業者（歯科の場合は材料店さんやメーカーさん、内装工事業者さん、広告業者さんなど）
　との人脈を広げておくことで、ワンストップでの対応力が向上する
③新しいお客様を後輩に担当してもらうことで、
　後輩に売上を付けながらも経験を積んでもらうことができる

こういう3つの目的を考えて行動しました。
こうして行動することで、無事に目標数に達しましたので、今は少し安堵しております。
契約してくださったお客様、協業してくださった関連業者の皆様、本当にありがとうございました。

行動して結果を出してみて思うことですが、
1アクション3ゴールを意識しておくと、
自分の行動がブレないという利点があったように思います。
しんどくて気持ちが折れかけても、
「あんなに素晴らしい3ゴールが待っているのだから、今諦めてはいけない」と思えました。
1ゴールだけだと途中で断念したかもしれません。

この記事を読んでいただいている方それぞれにお立場や役割があると思いますが、
是非「1アクション3ゴール」を意識して行動してみていただいて、成長速度を加速させてみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。