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セミナー報告 5月22日 『訪問看護ステーション開設セミナー』

2014/5/23

平成26年5月22日(木)の13:30から16:00に、上田公認会計士事務所のセミナールームにて、『訪問看護ステーション開設セミナー』を開催致しました。

ご参加下さった皆様には改めて御礼を申し上げます。ありがとうございます。

講師は、一般社団法人オフィス萩原 代表理事 萩原正子氏と、上田公認会計士事務所 介護経営コンサルタント 大藪直史 です。

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はじめに、当事務所の大藪が、「介護保険法改正の行方」と題し、講演致しました。

政府が想定する2025年の医療介護像について解説し、
その後、細かい論点について講演をしました。

・新しい総合事業
対象者は、要支援者のみでなく、基本チェックリストで二次予防事業の対象となる方が含まれる。
報酬の単位は市町村によって設定できることとなっているが、現在の訪問介護・通所介護(予防給付)の報酬以下の単価を設定することとされていて、事業所にとっては減収の要因となる。

・通所介護
事業内容を類型化し、それぞれに応じた報酬を設定し、メリハリをつけることが検討されている。
小規模型通所介護は、地域密着型に移行するか、大規模・通所規模型通所介護のサテライトに移行するか、小規模多機能型居宅介護のサテライトに移行する等の選択をしなければならない。

小規模多機能型居宅介護は、今の老健並みに普及させたいという整備計画があることなどもご紹介しました。

最後に、報酬や制度により激動の流れの中にある事業者の皆様方へ、当事務所がお手伝いできる内容についてご案内いたしました。

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次に、一般社団法人オフィス萩原 代表理事 萩原正子氏にご講演いただきました。
萩原氏は、看護師・保健師・介護支援専門員・社会福祉士の資格をお持ちで、医療介護に精通された方です。
訪問看護師や訪問看護ステーション管理者を対象にした研修を数多くこなされており、延べ3万人以上の管理者に対する研修や、200箇所以上のステーションのコンサルティングを行なう等、大変ご活躍されています。

基本的な内容から教えて下さいました。
訪問看護の仕組み、人員基準、医療保険と介護保険の違いなどを、わかりやすく解説してくださいました。
今回のお話の中で印象深かったことをいくつかご紹介します。

・看護師の多い大規模ステーションにした方が黒字化しやすい
これは看護師の定着率を高めるためにも必要なことです。
夜間の携帯当番が少なくなる、休みが取りやすくなる、研修も充実しやすい、というメリットがあり、看護師が働きやすい環境が整いやすくなります。

・加算のチェックリストを活用する
加算の算定漏れということが発生しやすいそうです。
病棟勤務の時代は医事課が請求などをしてくれますが、訪問看護ステーションにおいては看護師がやらないといけなくなります。不慣れですし、意識の違いもあります。
チェックリストを用いて、算定漏れを起こさないようにし、しっかりと収益を上げることが大切です。

・看護師へのノルマ
地域や事業所の運営形態にもよるのだと思いますが、一人の看護師が60万円/月の売上を上げることができるようになれば、黒字化していくとのことです。目安にしてみてください。

この事業は、看護師の確保ということがかなり重要なテーマになります。
足りない時は紹介予定派遣などのサービスを使うと、一番早く確保が可能だと教えてくださいました。

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今回のセミナーが、皆様の経営のお役に立つことを祈っております。
本日はありがとうございました。

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