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日本クレアス税理士法人
上田公認会計士事務所の 林 です。
最近、お客様の保育施設にお伺いすると、「園児か予算通りに入らない」という声をよく聞きます。「予算通り」というのは、次年度の予算を作成する際に見込んでいた園児数を指します。
この予算作成時に見込んでいた園児数まで、実際に園児が入園されていない保育園が令和5年度は多いように感じます。
4月5日付けの読売新聞には「保育施設の4割が定員割れ」という記事が掲載されていました。
記事の内容をご紹介しますと、103自治体の保育施設に読売新聞がアンケート調査を行ったところ、令和5年4月入園の1次選考終了時点で約4割もの施設が定員割れになっていたことが判明したとのことです。
主な理由は「就学前人口の減少」となっており、少子化問題が浮き彫りとなっています。
昨年の出生数は79万9728人で、国の統計開始以来、初の80万人割れとなりました。今後もますます就学前人口の減少が加速していくと考えられます。
この様な状況の中、園児をどう募集するか、園児を受け入れるための保育士をどう確保するかという園児・職員にとって「魅力のある保育園づくり」を喫緊の課題として取り組む必要がでてきたのではないでしょうか。