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上田公認会計士事務所の 西山 です。
上田会計事務所 保育園ブログでは、第三者評価や
保育所保育指針に示された『自己評価』 に関係する項目に
着目して、お伝えしていきたいと思います。
第4回目は経営状況の把握についてです。
ポイントは以下の点です。
①事業経営をとりまく環境が的確に把握されている
②経営状況を分析して改善すべき課題を発見する取組
を行っている
③外部監査が実施されている
子どもの数や世帯構成等について、保育所が位置する地域
での特徴・変化等を把握することが大切になります。
定期的に、コスト分析や在園児の推移等おこなっておられますか?
経営状況や改善すべき課題について、施設長が個人的におこなっ
ているだけではなく、職員に周知したり、一緒に検討することに
よって、問題点や課題点などが明確になります。
第三者が外部監査を行うことによって、法人運営の透明性や
経営上の改善課題の発見とその解決のための客観的な情報
として位置置づけることもできます。
厚生労働省の12回にわたる「社会福祉法人のあり方等に
関する検討会」の2014年7月4日付「社会福祉法人の
在り方について」の報告書でも
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000050215.pdf
財務に係る外部監査の活用等、第三者評価の受審促進が記載
されています。法人運営の透明性の確保がより一層求められる
時が来ていることをしっかりと認識しなければなりません。