上田公認会計士事務所の高山です。
上田会計事務所 保育園ブログでは、第三者評価や
保育所保育指針に示された『自己評価』に関係する項目に
着目して、お伝えしていきたいと思います。
第5回目は人材の確保・養成についてです。
ポイントは以下の点です。
①人事管理の体制が整備されている
②職員の就業状況に配慮がなされている
③職員の質の向上に向けた体制が確立されている
④実習生の受入れが適切に行われている
保育所保育指針第7章では
「保育所は、質の高い保育を展開するため、絶えず、
一人一人の職員についての資質向上及び職員全体の
専門性の向上を図るよう努めなければならない」とされています。
一般的な保育園運営において人件費は支出の7割前後
を占めると言われています。人材を有効活用するために、
・有資格職員の配置等、必要な人材や人員体制について具体的な
プランがあり、そのプランに基づいた人事管理が実施されているか。
・職員の有給休暇の消化率や時間外労働のデータ、
疾病状況を定期的にチェックしており、必要があれば改善する
仕組みが構築されているかどうか。
・個別の職員の知識、技術水準、技能の必要性などを把握し、
各人に必要な教育・研修計画が策定されているかどうか。
・実習生受入れに関する意義・方針を職員に説明してあるか。
等を今一度確認し、職員にとって働きやすい職場の雰囲気や
コミュニケーションがうまく取れるような具体的な配慮を
組織として行えているかどうかを確認しましょう。
保育士不足が深刻な中、保育士の定着を良くすることが
経営の安定にもつながります。